私たちは「信頼と尊敬の医療」という法人理念の基、 パーキンソン病をはじめとする様々な疾患や病期の神経筋疾患に対し、日々向き合っています。
患者さんとご家族のご要望を鑑みて、その人 「らしく」 長く安全に生活を続けるための目標が達成できるよう、 他職種と連携を図りながらリハビリテーションを提供しています。
入院のリハビリテーションでは入院当日、または翌日から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のチームによるリハビリテーションが始まります。
外来のリハビリテーションでは、より安全で質の高い在宅生活が送れるよう患者さんとご家族の不安を傾聴し、生活のアドバイスや機能訓練等を実施しています。
私たちは、 退院は「ゴール」ではなく1つの「分岐点」として捉えています。 患者さんとご家族の生活の質を維持し、 介護負担の軽減に繋がるよう日々考えます。 また、どのような状況であれば病院、 利用しているサービスの窓口へ相談した方が良いのかをあらかじめ共有することで、 不測の事態にも患者さんやご家族は焦らず対応ができます。
当院では、三歩先を見据えて患者さんの生活を支えることができるよう取り組みます。
理学療法(PT)
寝返り、起き上がり、立ち上がりといった基本的な動作に加え、歩行も含めた移動方法の練習や工夫など疾患の特性に合わせたリハビリテーションを提供しています。 また、介護負担の軽減を図れるよう、必要に応じて動作方法の指導も行っています。
作業療法(OT)
生活、役割、趣味など、 患者さんの大切にしている 「作業」 を評価し、 介入することで効率的で安全性の高い活動ができるよう取り組みます。
言語聴覚療法(ST)
神経難病の症状は声が小さい、ろれつが回りにくい、 飲み込みにくいなど多岐にわたります。 飲み込みにくさでは医師が嚥下造影検査 (VF) 行い、その結果をもとに適切な食事の形態を提案します。