ご挨拶
柏葉脳神経外科病院の移転後、同じ地に2024年12月病院名を「脳神経内科かしわば病院(障害者病棟50床)」とあらため新病院を開院いたしました。
この同地で、これまで以上に地域に根差した医療を提供できるよう取り組んでいきます。
頭痛やめまい、しびれなどの精査に加えて、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの専門性や医療ニーズの高い神経変性疾患、地域包括ケアシステム構築などが社会課題となっている認知症、近年治療の進歩が著しい免疫性神経疾患などが診療の対象となります。
看護部では、「らしくを知り、らしくを支える」という理念のもと、患者さん一人ひとりの個性や生活背景を尊重し、その方らしい生活を送れるよう医師、看護師、薬剤師、リハビリセラピスト、栄養士、MSWなど、多職種が連携し状態に合わせたケアを提供するチーム医療を実践しています。
看護部長 岩松力
看護部理念
らしくを知り、らしくを支える
看護部基本方針
- 患者中心のケア:患者さん一人ひとりの個性、価値観、生活背景を尊重し、その人らしい生活を送れるよう、個別化されたケアを提供します。
- 専門性の高い看護:脳神経疾患に関する専門知識と技術を習得し、常に最新の知見を取り入れながら、安全で質の高い看護を提供します。
- チーム医療の推進:医師、リハビリテーション科、薬剤師、MSWなど、多職種と連携し、患者さん中心のチーム医療を推進します。
- 患者・家族との共働:患者さんやご家族と積極的にコミュニケーションを取り、共に目標を設定し、達成を目指します。
- 地域社会との連携:地域包括ケアシステムの一員として、地域住民の健康維持・増進に貢献します。
- 自己研鑽:看護師一人ひとりが、専門性を高め、自己成長を図ります。
看護部目標
- 脳神経疾患に関する専門知識と技術を習得する。
- 患者さんとの信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルを向上させる。
- チーム医療の一員として、他の医療職種と連携し協働できる能力を身につける。
- 自己評価を行い、継続的に成長できるよう努める。
部署紹介
外来
脳神経内科を中心に消化器内科、リハビリテーション科の外来診療を行っています。
パーキンソン病や多発性硬化症、重症筋無力症をはじめとする多くの神経難病の患者さんが通院されております。神経難病の患者さんは、診断を受けた時から長期に渡り、治療や療養方法をご自身で選択しながら生活をされています。
外来看護師は、短い時間の中でもわずかな症状の変化や生活への影響などをキャッチし、生活の質の向上につながる看護を提供できるよう患者さん、ご家族との対話を大切にしています。住み慣れた地域で安心して、その人らしい生活を送ることができるよう院内・外多職種と連携し、専門性と質の高い看護を提供できるよう努めていきます。
障害者病棟[A館2階]
パーキンソン病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症などの神経難病の患者さんが多く入院されており、治療やリハビリテーションを担う病棟です。
神経難病の患者さんに対して、診断を受けた時から、徐々に変化をしていく身体機能に合わせたきめ細やかなケアが重要となります。医師や受け持ち看護師、薬剤師、リハビリ、栄養士、MSWなどがフラットな関係で、患者さんのその人らしさを尊重した意思決定支援ができるよう、常にカンファレンスを重ねながら、最善の方法を検討しています。また、入院時より退院後の生活を見据えた退院支援ができるよう院内・外の多職種によるプライマリ・ケアを実践しています。パーキンソン病のデバイス療法など新しい治療に対するニーズに答え、適切なケアが提供できるように日々、学習を行うことで専門性と質の高い看護の提供を目指しています。